「腎臓に優しい減塩料理教室」を開催しました

栄養管理室 金木     美佳

減塩1千葉東病院では、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease : CKD)の診療に力を入れており、その一環として、平成28年10月22日、淑徳大学看護栄養学部と共催で「腎臓にやさしい減塩料理教室」を開催しました。本イベントは患者さんと一緒に料理し、試食するだけでなく、減塩調理の工夫について学んでいただき、持続的な減塩行動に結びつけることを目的としました。


  イベントは、医師・管理栄養士によるミニ講義と質疑応答、減塩食の調理実習・試食から成る2部構成です。第1部のミニ講義では医師から腎臓病を管理する上で生活習慣の改善が重要であり、中でも高血圧が腎臓病の予後に関連しており、塩分摂取を控える必要性があること。管理栄養士からは、おいしく減塩するにはどのような工夫をしたら良いのか、今回作る料理の減塩の工夫点を話しました。

減塩2第2部の調理実習では、患者さんと一緒にビーフカレー、きのこサラダ、かぶとゆずのはちみつ漬、フルーツの盛り合わせを作りました。
一般的なカレーライスは塩分が2.5~3.0gくらい含まれていますが、今回のカレーは1.7gの塩分量です。4品で塩分量2.0gとなっています。減塩料理は味がなく美味しくないと思われがちですが、「酸味」「香り」「旨味」「食感」を活かすことで、塩味が少なくても美味しく食べることができます。今回作った減塩料理の工夫点は、ビーフカレーは、スパイスを使い辛みと香りをプラスする、きのこサラダではドレッシングに青じそ、ごまを加え香りをプラスする、漬物には出汁で旨味をプラスする点です。調理実習中、青じその香りを損ねないよう、ハサミの先で葉にあまり手が触れないように切ってみると、しその爽やかな香りが立ち、患者さんからとてもいい香りと好評でした。言葉だけではなかなか伝わらないことでも実体験をすることで、より具体的に理解することができ、持続的な減塩行動につなぐことができると考えております。

減塩3減塩食は作るのが大変、美味しくないとの声もありますが、ただ塩分を除いた引き算だけでなく、香りや旨味をプラスする足し算でおいしく作ることが出来ます。今回の取り組みが少しでも患者さんの健康につながれば幸いです。

減塩4

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