血液検査基準値リンク

血液検査結果基準値

血液検査には、血球を数えたりヘモグロビン(血色素)を定量測定するものや、白血球や赤血球を顕微鏡で分類する検査、また、血液の止血機能の検査などがあります。血液検査の基準値は絶対的なものではありません。健康人の測定値の平均値を取ったものですから健康な人でも5%位の人は基準値から外れることがありますので、分からない事は担当医師から説明を受けて下さい。

血球数算定

項目 基準値 単位 説明
WBC白血球 35~85 ×10^2/μl 血液1μl中の白血球の数を表します。白血球は体内に細菌や異物が侵入して炎症が起きるとそれらを貪食して自分の中に取り込み、消化分解して無毒化するという大切な働きをしています。そこで血液中の白血球数が病気を診断する重要な手がかりとなります。
RBC赤血球 M 430~570 ×10^4/μl 血液1μl中の赤血球の数を表します。赤血球のなかにはヘモグロビンという血色素が含まれ、このヘモグロビンが酸素や二酸化炭素などの運搬をしています。赤血球やヘモグロビンが減った状態を貧血と言います。
F 370~490
Hbヘモグロビン M 13.5~17.0 g/dl 赤血球中にある血色素です。鉄を含むヘム色素とタンパク質のグロビンから出来ていて血液が赤いのはこのためです。全身に酸素を運ぶ重要な役目を担います。鉄の摂取が減るとヘモグロビンの合成も減り貧血となります。
F 11.5~15.0
Htヘマトクリット M 40.0~50.0 血液量に対する赤血球の占める割合です。低値であれば血液が薄い状態なので貧血が疑われ、高値であれば多血症や脱水が疑われます。しかし、新生児や生理前の女性の高値は病気ではありません。
F 35.0~45.0
MCV平均赤血球容積 83~100 fl 赤血球の1個の大きさを表したもので、赤血球とヘマトクリットから計算して表します。貧血の診断に必要となります。
MCH平均赤血球血色素量 28.0~34.0 pg 赤血球の1個に含まれるヘモグロビン(血色素)の量を表したもので赤血球とヘモグロビンから計算して表します。貧血の診断に必要となります。
MCHC平均赤血球血色素濃度 32~36 赤血球の1個の容積に対する血色素量を比で表したもので、ヘモグロビンとヘマトクリットから計算して表します。血色素濃度の高低を表すもので、高色素性なのか低色素性なのかの指標となるものです。貧血の診断に必要となります。
Plt血小板 15~35 ×10^4/μl 血管が傷ついた時にその傷口を塞いで止血する役目を担っています。そのため血小板が少ないと皮膚の出血斑や歯肉から出血するなどの出血症状がでます。逆に多いと血栓を作りやすくなるため心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしやすくなります。
Ret網状赤血球 0.5~1.5 成熟赤血球になる一つ手前の幼若な赤血球で、骨髄の造血機能の状態が分かります。高値の場合は溶血性貧血や鉄欠乏性貧血などが疑われ、低値の場合は再生不良性貧血や骨髄繊維症などの疾患が疑われます。
Neutro好中球 37.0~72.0 白血球は好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5つの種類があります。好中球は炎症が起こると直ぐに多くなり原因の細菌などを貪食分解します。大きな炎症が起きた時には、成熟した好中球の分節核球では間に合わなくなり一段階前の杆状核球も血中に出てきます。
Stab杆状核球 0.0~18.0
Seg分節核球 27.0~72.0
Lymphoリンパ球 20.0~50.0 病原菌が体内に入って来た時、抗体を作って体を守ったり、病原体を記憶するなど免疫機能の役目があります。
Mono単球 0.0~14.0 マクロファージ(大食細胞)とも呼ばれ、病原菌などを貪食します。
Eosino好酸球 0.0~6.0 体の防御反応の役割を持っています。特にアレルギー反応では増加します。
Baso好塩基球 0.0~1.0 アレルギー反応や血管拡張の役目があります。

凝固検査

項目 基準値 単位 説明
出血時間 2~5 min 手術の術前スクリーニング検査や出血傾向の検査に利用され、血小板数の減少や機能障害時に著明に延長します。
PTプロトロンビン時間 11~13 sec 外傷などにより出血した時に小さな傷であれば、暫くすれば出血は止まります。この時に止血の役目をするのは血小板と血液凝固因子です。プロトロンビンは、沢山ある凝固因子の中で最も沢山ある凝固因子です。
PT % 70~140
PT INR 1.0 INR
APTT活性化部分トロンボプラスチン時間 30~45 sec 血液が凝固する課程にはプロトロンビンやフィブリノーゲンや様々な凝固因子が関わります。活性化部分トロンボプラスチン時間はこれらの因子の減少や機能を総合的に反映する検査です。
Fibフィブリノーゲン 200~400 mg/dl Fibは、血液凝固因子の一つで出血時に血管内皮細胞の欠損部分でフィブリンとなって止血する役目があります。
TTトロンボテスト >70 トロンボテストは、ビタミンK依存性の血液凝固因子の総合的な検査です。そのため、ビタミンK欠乏症の診断やワルファリン治療のモニターとしてよく用いられる検査です。
HPヘパプラスチンテスト 70~13 血液凝固因子は、肝臓で作られます。肝機能が低下するとヘパプラスチンも低下しますので肝臓のタンパク質合成機能の指標として用いられる検査です。
血漿FDP血漿フィブリン分解産物 <5 μg/ml フィブリン分解産物は血液凝固因子のフィブリン及びフィブリノーゲンが分解されて出来る物質のことで、Dダイマーはその分解産物の一つです。高値の場合は、肺塞栓症や播種性血管内凝固症候群(DIC)などの血栓を引き起こす病気が疑われます。
Dダイマー 2.0~8.0 mg/dl

血沈検査

項目 基準値 単位 説明
血沈 1時間 M 2~10 mm 血液中の赤血球が沈んでいく速度を測定する検査です。炎症や貧血があると亢進します。
F 3~15

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