微生物学的検査

微生物検査とは、感染症を引き起こす原因となる微生物を見つけ、微生物に対する薬の効き具合を調べる検査です。感染症を引き起こす微生物には、細菌、真菌(カビ類)やウイルスなどがあります。材料の採り方や保管の仕方によって検査の良否が決まります。
更に当検査室では、ICT(感染制御チーム)やAST(抗菌薬適正使用支援チーム)に参画し、院内感染防止対策や抗菌薬適正使用支援にも取り組んでいます。

(検査の流れ)

塗抹検査 ガラス板に検査材料を塗布し、染色したものを顕微鏡(1,000倍)で観察して、病原微生物を推定します。
培養検査 微生物が発育するために必要な栄養素が含まれる培地に検査材料を塗り、培養します。結果が出るまで通常、2~7日程度かかります。結核菌はさらに多くの日数を要し、6週間程かかる場合もあります。
同定検査

薬剤感受性検査

培養した微生物の菌名を確定するのが同定検査、どの薬が効くのか調べるのが薬剤感受性検査です。

(細菌検査に使用する喀痰の採り方と保管方法)

採る時間 早朝、起きた直後に採るのが最適です。
採り方 口の中には細菌がたくさんいます。このため、喀痰を採る前には良くうがいをして口の中を清潔にします。うがいの後、強く咳をして咳とともに喀痰を出します。痰は黄色や薄い緑色のものが検査に適しています。
保管方法 痰を採ったら、容器のフタをしっかり閉めてください。冷蔵庫で保管し、速やかに病院までお持ちください。



自動細菌同定・感受性検査装置(Walk away 40Si)


自動血液培養装置(BACTEC 9050)

(迅速検査)
細菌やウイルスなどの抗原を短時間で検出できる迅速検査も行っています。当院で行っている迅速検査は以下の通りです。
 インフルエンザウイルス抗原
 ノロウイルス抗原
 糞便中ロタ・アデノウイルス抗原
 アデノウイルス抗原
 RSウイルス抗原
 ヒトメタニューモウイルス抗原
 マイコプラズマ抗原
 クロストリジウム・ディフィシル抗原/毒素
 尿中レジオネラ抗原
 肺炎球菌莢膜抗原
 A群溶血レンサ球菌抗原

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