2.7実績

当院での膵臓移植について

生体膵臓移植

脳死ドナーからの臓器提供数は昨年の臓器移植法の改正により、例年より10倍以上多くなりましたがそれでもドナー不足は深刻な問題です。腎臓移植においては生体腎臓移植が定着しており、生体肝臓移植も多数行われています。そこで当院では、わが国のドナー不足の実情と膵臓移植の必要性を考えて、平成16年1 月に当院の前身である旧国立佐倉病院において国内初の生体部分膵・腎同時移植を実施しました。

その後平成23年7月までに生体膵・腎同時移植16例※1、腎移植後膵臓移植1例、生体膵臓単独移植1例の合計18例の生体膵臓移植をおこなっています。

下記の表を見ていただくと分かりますが日本において生体膵臓移植のほとんどの症例を当院で行っております。

我が国の生体膵臓移植実施施設および実施件数(2011年6月現在)

 

実施施設 症例数 SPK PAK PTA
1.国立病院機構千葉東病院 18 16 1 1
2.藤田保健衛生大学病院 2 2 0 0
3.新潟大学医歯学総合病院 2 0 0 2
4.大阪大学医学部附属病院 1 1 0 0
5.九州大学医学部附属病院 2 2 0 0

SPK: 膵腎同時移植,PAK: 腎移植後膵移植,PTA: 膵単独移植

また血液型不適合の生体膵・腎同時移植も世界で初めて当院で行っており生体膵・腎同時移植16例のうち6例がABO血液型不適合移植です。血液型適合移植でも血液型不適合手術でも移植成績に変わりはありません。

当院での生体膵臓移植の成積は上記でも述べました通り当院では平成23年7月31日までに生体膵・腎同時移植16例、腎移植後膵臓移植1例、生体膵臓単独移植1例の合計18例の生体膵臓移植をおこなっています。

以下のグラフは当院で行われた生体膵・腎同時移植の成績を表したグラフです。透析からの離脱は全症例でみられ、インスリンからの離脱は87.5%と良い成績です。

脳死膵臓移植

脳死膵臓移植は当院では膵・腎同時移植12例、腎移植後膵臓移植2例、膵臓単独移植2例の合計16例を行っております。
1997 年10 月「臓器の移植に関する法律」の施行後、2000年4月に第1例の膵・腎同時移植が行われてから2013年12月末までに186例の移植が行われていますが、その内の11%以上を当院で実施しています。

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