3.7実績

我が国では上記の表でもわかるように現在まで、18名の方に膵島移植を行っております。 インスリンを離脱出来た方は3人おられ、いずれも3回の膵島移植を受けた方です。この方たちもインスリンを離脱出来た期間は一時的なもので再びインスリンを使用するようになってしまいました。
その他の方はインスリン離脱まではいかず、インスリン減量にとどまっています。この理由としては

  • 移植膵島の量がすくなかった。
  • 移植膵島の生着が十分でなかった。

などが考えられますが、このような場合でもインスリン注射量は減量できますし、インスリン治療による血糖値の変動幅が小さくなり、血糖のコントロールが容易になったりして、低血糖発作が消失したりという恩恵は受けることが出来ます。

膵島移植の現状でも触れましたが、膵島移植をすることで患者さんの体内でインスリンが産生されるようになり、インスリンが必要なくなったり、必要量が少なくなったりしますが月日が経つにつれて体内で作られるインスリンの量が減ってきてしまいます。上の図はC-ペプチドという体内でインスリンを作成する際に 副産物として出てくる物質を測定したものです。数値が、時間が経つにつれて下がってきているのが分かると思います。
膵島移植の今後の一番の課題としては如何に膵島の生着している期間を長くさせるかが一番の課題となっており免疫抑制剤の使用方法を変化させてみたり、さまざま施設で研究が行われています。

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