1.3腎移植の適応

腎臓移植の適応

透析を受けている慢性腎不全の方のほとんどすべてが生体腎臓移植の適応があります。
最近では透析を受ける前に移植を行うことも多くなっています。しかし、希ですが腎臓移植に適さない病気もあるため、当院にご相談ください。
生体腎移植では、移植後もレシピエントとドナー共に健康で普通の生活が送れることが大前提となるので、病院で下記の項目について検査を行い、安全を確認してから手術が行われます。
重大な問題がなければ70歳代でも腎臓を提供することができますし、血液型が違っていても可能です。またドナーは親子や兄弟だけでなく、夫婦間でも行うことができます。

手術が可能な方

慢性腎不全患者さんが対象(多くの場合透析療法を受けていますが、保存期の方でも透析導入が必要な時期に達している方は適応となります。)

年齢:原則として70才位まで

心臓、肝臓、肺に大きな病気がないこと

悪性腫瘍のないこと

活動性の感染症がないこと

ドナーとのリンパ球クロスマッチが陰性であること

提供が可能な方

レシピエントの血縁者または配偶者であること

年齢:原則として20~70才位まで

心臓、肝臓、肺に大きな病気がないこと

悪性腫瘍のないこと

活動性の感染症、精神疾患がないこと

※提供する意思が明確にされていることが必要です。

献腎移植の場合

献腎移植を受ける為には以下の事柄が必要になります。
社団法人日本臓器移植ネットワークに登録していること。
(登録の仕方については登録・手術の流れをご覧下さい。)

手術を受ける一般的な体力があること。 (心臓、肺、肝臓等に障害がないこと。)

免疫抑制療法が受けられる身体であること。(感染症、がん等がなく、一時的な多量の薬に耐えられること。)

ドナーが発生し、患者さんが選択基準によって、選ばれること

献腎移植では腎臓の提供があった時、下記の基準でレシピエントが選択されます。

 

レシピエントの選択基準

◎前提条件

ドナーと血液型が同じ

リンパ球直接交差試験(移植した腎臓を攻撃しないか)が陰性

◎優先順位

地域性
1)ドナーが発生した地域と同一都道府県内(当院だと千葉県)の移植施設に登録している
2)ドナーが発生した地域と同一ブロック内に登録している。

HLAの適合度

待機日数

小児患者(16歳未満)の場合

上記の②、③、④は点数化されていて、合計点数が高い順にレシピエント候補として選ばれます。

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